J. E. T 活 動 記 録
2005年 1月 6日記


活動名 第七次霧穴合宿
活動内容 洞内写真撮影、洞窟生物調査、測量・探検
入洞洞窟 霧穴
場 所 三重県大宮町
日 程 2004/12/30〜2005/1/5
参加者 吉田・稲垣・チカノ
使用車両 ジムニー(稲垣号)
会 計 食料 17.647円、筆記具(測量用) 630円、ナイフ(調理用) 580円、メジャー(30m) 2.980円、高速料金(弥富−勢和多気) 往復8.800円、EPIガス 4.110円、ガソリン 3.850円
計 34.197円(11.399円@人)
年末年始の恒例行事となりつつある霧穴合宿だが、毎回探検測量だけで終わってしまうので、今回は報告書の編纂を視野に入れて、必要な情報の収集に重点をおいた調査合宿とした。そもそも、例年以上に参加者が集まらなかったため、活動内容が自然に定まってしまったということもある(荷物が増える活動や人手がかかる活動は不可能になった)。
●12/30 入洞 荷物の総重量は約126.5s。昨年の台風の影響で、いつもの入山地点よりもかなり手前で土砂崩れが起きており、車を降りて歩く距離が長くなった。全員がっくり!!!!
●12/31〜1/3 生物調査(稲垣)、洞内写真撮影(吉田・チカノ)で全洞を巡る。
●1/4 下流トレンチルートの未測量部分の測量。予定の測量ポイントの手前で、狭い新支洞を発見。枝道のひとつと決め込んで、片付け気分で測量をしていると…「おおおおおおっっっっ!?これは?!」。ホールと見間違えるほどの広い空間にポコッと出た。しかも、床まで10m以上はある。ロープを持っていなかったので、深入りせずに次回の課題とした。報告書用の情報集めのつもりだった合宿で、新しい?空間を発見してしまうのだから、やっぱり霧穴はすごい楽しい洞窟だなぁ!と全員ご機嫌。なお、稲垣は新空間ではなく、すでに確認済みの場所につながっただけと言い、吉田・チカノは新空間だ!と主張している。結果は降りてみなければわからないので、次回のお楽しみ。
●1/5 出洞 予定通りに出洞。人数が少なくて荷物も少なめだったためと、全員が霧穴に慣れているため、かなりスムーズな出洞が実現できた。土砂崩れによって歩く距離が長くなったが、近くの川で装備洗いも済ませて、明るいうちに愛知県のJETバーに戻ることができた。

-----生物調査について(稲垣)
メクラチビゴミムシ2種6頭を捕獲できたのは幸運だった。短期間の調査にもかかわらず、洞内の生物調査で出るべきものは全て捕獲できたことは成果と言える。特に驚いたのは、洞口竪穴降下点の湿った土砂のすきまにメクラヨコエビが多数生息していたこと。小石の裏で動く様子はプレデターのようだった。くわしい調査結果は、後日別紙にてまとめる。

------洞内写真撮影について(チカノ)
洞窟写真はデジカメの恩恵をもっともありがたく享受できる分野と言える。銀塩写真では、現像しなければ仕上がりが確認できなかったので、苦労して行った洞窟で苦労して撮影した写真が台無しということも多かった。デジカメだったら、すぐに液晶で写りを確認でき、やり直しもきくので無駄がない。
今回は、最近チームで購入した現場監督(デジカメ)と、ニコンのデジタル一眼レフ(チカノ私物)の二台を使い分けた。現場監督は機動力に優れており、常に持ち歩くことができた。2分、4分、8分と長時間露光も可能なので、ストロボを活用して奥行きのある写真をとることもできる点が重宝した。ニコンのデジタル一眼レフは、ワイドレンズを取り付けてのホールの撮影に威力を発揮した。しかし、なにぶん泥と湿気に弱いので、撮影中は常にヒヤヒヤしていた。すでに前回の合宿でレンズの稼動が鈍くなった苦い経験があるのだが、今回はさらに悪化したようだ。あと何回使えるか…。
ストロボは、GN22〜42を5台持参し、使い分けた。吉田・チカノがそれぞれストロボを持ち、必要なときに手持ちで使用した。スレーブユニットも持参したが、全洞を廻る予定だったので、セッティングの時間が惜しくて、ほとんど使用しなかった。
写真は全部で500〜600枚撮影した。整理できたらHPにもアップしていきたい。

今までの霧穴合宿についてはこちら

12/30 土砂崩れで林道がなくなり、いつも車で通る道を延々と歩く

12/30 ホールなどでは、三脚とワイドレンズを使用して撮影した

12/31 全身泥まみれ、グアノまみれ。カメラを触りたくない

12/31 洞内生物調査の様子。細かい作業だ

1/3 未測量部分の測量をする

毎日食べ続けて熟成されていった霧鍋
記入者 チカノ

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